● 講師紹介
齊藤 素子
- ■ 医師・医学博士
- ■ 全米ヨガアライアンス認定RYT500(200時間+300時間上級トレーニング修了)
- ■ カイヴァルヤダーマ&IYA(インドヨーガ協会)認定ヨーガ講師
- ■ アーユルヴェーダ・ライフスタイルカウンセラー(日本アーユルヴェーダスクール認定)
- ■ グジャラート・アーユルヴェーダ大学3か月コース修了(海外医療従事者向け)
- ■ MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定指導者(8週間プログラム指導資格)
外科医として20年間、がん治療の最前線に立ち続けた日々。 患者さんの命に向き合いながら、自らの心身はすり減っていく——。 そんな時、ふと立ち止まるきっかけとなる出会いがありました。 それが、伝統的ヨーガとアーユルヴェーダの智慧。
医療の限界と真摯に向き合いながら、
「癒しとは何か」「人が本当に健康であるとはどういうことか」
を見つめ直し、再び歩み始めたこの道が、
“Yoga & Wellness Chandra”という場へとつながっていきます。
● Chandraについて
ビジョン
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1
インドの伝統と繋がる、
確かな学びの源泉Yoga & Wellness Chandra は、インドの伝統的なヨーガと現代医学・科学の架け橋となることを目指し、インド最古のヨーガ研究機関である”カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所(Kdhama)”と MoU(包括連携協定)を締結し、その正統な知見と教育的基盤を日本に紹介しています。
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2
医師の視点から、
科学と伝統の融合を実践にChandra では、医師としての臨床経験と医学的知見を生かし、呼吸や自律神経、心身医学の視点と結びつけたヨーガの実践を、必要とするすべての方へ丁寧に届けています。
日々の不調の緩和から慢性疾患への補完的アプローチまで、医療の現場やセルフケアにおける実践的ツールとして、伝統的ヨーガの“セラピーとしての可能性”を、科学的根拠とともにお伝えしていきます。 -
3
日常に根差す多様な
学びと体験の場さらに Chandra は、
● 心身のバランスを取り戻すためのプライベートセッション
● 自然とつながり、感覚と静けさに還るリトリート
● ヨーガを体系的に学び、実践者として成長するための教育プログラム
など、多様な場を通して、伝統的ヨーガをそれぞれの人生に根ざすサポートを行っています。 -
4
私たちの願いとこれから
医療とヨーガ、そして科学と伝統の橋渡し役として、エビデンスに基づいた本質的なヨーガを学び、深め、広めていくための機会とコミュニティを育むこと。
それが私たち Chandra のビジョンです。
すべての人が、自らの内なる健やかさと静けさに気づき、ヨーガを日々の実践として取り入れられる未来を、私たちは共に描いていきます。
ミッション
伝統的ヨーガに、
科学的根拠と
臨床応用の視点を。
心と身体をやさしく支える、
ホリスティックな
アプローチをすべての人へ。
Yoga & Wellness Chandra は、身体・心・感覚・呼吸・意識をひとつながりの存在として捉えるホリスティックな視点から、すべての人が本来備えている健やかさと静けさへと還ることを支援するために、伝統的ヨーガを現代の文脈に根ざして提供することを使命としています。
古典に基づいた実践と、現代科学の知見を架け橋としながら、医療やケアの現場、そして日常のセルフケアにおいて、ヨーガが心身の調整と回復を支える実践的な手段として活用されることを目指しています。
Chandra を訪れるすべての方が、伝統的ヨーガのセラピー的な恩恵に触れ、その可能性が、日本そして世界に広がっていく一助となることを願っています。
● 活動実績・監修・メディア
齊藤 素子
English follows below.
医学とヨーガの智慧をつなぎ、今を生きるすべての人へ
私は、がん診療を中心に外科医として20年間、臨床の最前線に立ってきました。 24時間オンコールが続く張り詰めた日々の中で、当時の私は自分の心身がすり減っていることにすら気づかず、ただ「誰かの役に立ちたい」という想いだけを支えに過ごしていました。
そんな日々の中で、患者さんを治療しても再発や合併症で再び病院に戻ってこられる姿を見て、「もっと根本的な“癒し”や“生き方”の支えになるものが必要なのではないか」という
問いが心に芽生えました。 その思いが、私を呼吸法(プラーナーヤーマ)やアーユルヴェーダなど伝統的ヨーガの探求へと導いていきました。
そしてある時、がむしゃらに走ってきた日々をふと立ち止まり、見つめ直す出来事がありました。燃え尽きる一歩手前で、私は師であるティワリ氏に「医師を辞めてヨーガで人を助けたい」と伝えたのです。すると彼は、こうはっきり告げました。 「医師を辞めてはいけない。ヨーガで全ての病気が治せるわけではない。あなたは医師としてヨーガを伝えなさい。」
その言葉は、私に深い覚悟を与えました。 医師である自分の道を捨てるのではなく、医学とヨーガを架け橋として結びつけていく道を選ぶ――それが、現在インドの**カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所(Kaivalyadhama)**と連携し、セラピーとしてのヨーガを学び伝える講座を開催し、人を育てる活動へとつながっています。
今、私は医師としての知見と伝統的ヨーガの実践を統合し、日常のセルフケアから医療現場まで活用できるヨーガを、多様な学びや実践の場を通して多くの方に届けています。
「すべての人が、自らの内なる健やかさと静けさに立ち返ることができるように」そんな願いを胸に、これからも静かに歩み続けていきます。
🌿 About Motoko Saito
Bridging modern medicine and the ancient wisdom of yoga—to support well-being in today’s world.
For over 20 years, I worked on the front lines of clinical medicine as a gastrointestinal and breast surgeon, caring for cancer patients. During those years, I was constantly on call, immersed in a high-stress environment. I didn’t realize at the time how much my own mind and body were wearing down. What kept me going was a single, unwavering desire: to be of service to others.
But over time, I began to feel a quiet question forming inside me— Even after treatment, patients would often return to the hospital with relapses or new complications. Was modern medicine truly addressing the root of suffering? That question led me to explore other paths—and in 2006, I discovered yoga.
The first time I experienced asana and pranayama, I was struck not just by the physical practice, but by a deep inner stillness it awakened in me. I began studying traditional yoga and Ayurveda, traveling to India while continuing to work as a part-time physician. Gradually, I came to see yoga not only as a personal refuge, but as a path that could support healing in others.
Then came a turning point. At a time when I was nearing burnout, I confided in my teacher, Dr. O.P. Tiwari, and told him, “I want to leave medicine and help people through yoga.” His response changed my life. “You must not leave medicine. Yoga cannot cure all illnesses. You must teach yoga as a doctor.”
Those words gave me clarity and a new sense of purpose. Rather than choosing between medicine and yoga, I would integrate the two— And that decision has led to my current work: offering therapeutic yoga education and teacher training in partnership with the Kaivalyadhama Yoga Institute in India.
Today, I share yoga as a practical, evidence-informed approach that supports both physical and mental well-being—from daily self-care to healthcare settings. Through private sessions, training programs, and retreat-style learning, I aim to create spaces where people can reconnect with their breath, their inner balance, and their capacity to heal.
My deepest wish is for each person to return to their innate sense of wholeness and stillness—and to live in alignment with their true nature.