8月18日(日)ボディワーク講座担当:贄川氏からのメッセージが届きました♪

By 2013-08-02 Workshop No Comments

上越で8月18日(日)セルフ・ボディワーク講座の講師を務めてくださる贄川治樹さんから、メッセージが届きました。

今回は、ヨーガのリトリートのスケジュールに合わせての開催ですので、ヨーガ実践者の方々、特に呼吸に関わる筋肉に働きかけるワークをお願いしましたが、

ご存知の通り、呼吸筋は、ストレスと非常に関係の深い部分です。

その反応を知ること、それを緩めることは、ストレス・マネージメントに非常に有効だと考えています。

ボディワークを提供されている方、

ロルフィングなど、筋膜へアプローチするボディワークに興味をお持ちの方、

心理学に興味をお持ちの方、

気持ちよく呼吸をしたい方、

今現在、体が気持ちよく伸ばせない方、などなど・・・

どなたでも参加を歓迎いたします。

是非、この機会に体験してみてください。

8月18日(日)11時半~14時半

【会場】越後 奥寂庵

詳細は→コチラ

Yoga & Wellness Chandra  齊藤素子

霧

今回、素子さんにお話を戴き、講座をさせて頂きます贄川です。

約20年前に、心理学者でありアドバンス・ロルファーであるマーク・カフェル博士に師事し、1年間南アルプスの麓の過疎集落で寝起きをともにしながら、毎朝、瞑想と呼吸法を行い、昼間はロルフィングの技法とエネルギーの流し方の技法、解剖学、心理学などを学びました。
マーク・カフェル博士は、ロルフィングの創始者であるアイダ・ロルフ女史から直接学んだ人なので、マークから聴いた話をお伝えします。アイダは、ロックフェラー財団で生化学の研究をしていました。アイダがボディワークに興味を持ったきっかけは、息子さんが極度の側湾症を持っていたからです。その時代、ありとあらゆる治療院に行き、息子さんを診て貰ったそうですが、残念ながら側湾症は治りませんでした。そこでアイダは、生化学を熟知していたので、自分で働きかけることを始めました。それまではカイロプラクティックやオステオパシーなど骨に働きかけるものや、筋肉に働きかけるものなどを体験してきたので、それ以外の身体の部位に目を向けました。そして、西洋医学では邪魔者扱いされていた筋膜に焦点を当て、筋膜は長期間のストレスに晒されると収縮して捻れ、身体構造に影響を与えることを発見したのです。少しずつ筋膜に働きかける技法を編み出しながら、息子さんに働きかけ、見事に息子さんの側湾症を治したのです。その後も、40年間試行錯誤を繰り返していき、ロルフィングというものを確立しました。
ここで私が言いたいのは、アイダは、「これをやれば有名になる」というようなエゴの望みから技法を編み出したのではなく、息子さんへの愛情が創り出したボディワークである、ということです。私は、いつもボディワークをする時に「愛情から生まれたボディワーク」ということを意識して、目の前にいる方の身体に触れさせて頂いています。
最初の1~2年は、身体の構造を変えようと情熱を持って働きかけましたが、そのうちに悩みが生じました。「目の前の人の身体を変えようとすることは、今のその人の身体を否定している」と思い始めたのです。その後、インドの瞑想的な流れを汲むコンシャス・タッチ、身体を取り入れた心理療法を学びながら、長い年月をかけながら徐々にその悩みを昇華していきました。今は、単に解れればいいとは思っていません。解れる準備が整った場所はきっかけを与えるだけで、自然と解れていく、と思っています。人を変えることはできないのです。変えようとするなら、他者の尊厳への冒涜になります。
今回は、3時間という短い時間ですが、このような流れのなかで少しずつ自分のものにしてきたボディワークの一部を紹介いたします。筋膜へのアプローチは、自分で行うには限りがありますが、日常でのケアに少しでも役に立てて頂けるよう、お伝えしたいと思っています。
3日間のリトリート後ということもあり、家路を急がれる方が多いと思います。もし、それほど急がなくてもいいという方で、興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、参加頂ければ嬉しいです。
場所は、再生古民家の越後奥寂庵です。自分で言うのもなんですが、居心地のいい場所です。そのような場所で皆さんに講座を提供できることは、何よりの喜びです。

贄川治樹

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