7月にティワリジのプラーナーヤーマコースに参加した時、それまで疑問に思っていた、
「ヨーガの象徴とされる踊るシヴァ神」について・・・。
一般的には、「破壊」の象徴とされていると思います。
ただ、自分の中では「破壊」は強すぎるというか、ネガティブな響きを持つというか・・・、なんだか結びつかないな~と思っていました。
それをティワリジに質問し、自分の中でとても腑に落ちる感覚がありました。
本当は、言葉だけが独り歩きをするのがあまり好きではなく、直接お会いした方で話の流れがそっちに向かったらお伝えしようと思っていましたが、
昨日の西麻布のセッション&説明会で、邦子さんや参加者の方々とお話しして、結びついたことがあり、書きたくなりました。
ティワリジによれば、踊るシヴァ神の意味しているものは、
Revelationであり、Transformationである・・・と言うことでした。
つまり、ヨーガの目的である、「明らかにすること、真実の啓示。」「変換、変容」であるということ。
既存のものを壊すのではなく、
本来の姿がしっかりとみえるよう、周りにこびりついた埃や曇りを取り除くことであったり、
毛虫がサナギになって蝶になって大空に飛び立つように、
本来の質は変わらずに、EarthからSpaceへ変換していくこと・・・。
ヨーガの実践を進めると、今までの自分の在り方に疑問が生じることが珍しくないと思います。
変わらなくてはならない・変えなくてはならない・・・と思ってしまったり、
今の自分を全て否定したくなることもあるのかも知れません。
でも、それは時に、全てを壊そうとするあまり、本来の変わらない部分までも否定してしまい、その結果、自分の中で不調和音が生じる原因になってしまうかもしれない…。
今の状態をしっかりと見つめ、受け入れることで、静かに自分の時間をかけて、周りに張り付いているものをすこしずつ外し、軽くなっていく・・・。
それが、ヨーガの実践そのものなのかな・・・と思いました。
昨日のいろんな会話から、そんなことを感じました。
これは自分にも当てはまります。
今朝、気が付いたら、いつの間にか変化していた部分に気付きました。
ここ最近、それがきっかけで右往左往していた部分もあったのに、「さて・・・」と言う段階で、その状況をセッティングした、いわゆるSufferingが遠ざかっていました・・・。
必要なことだったように思います。
全ては必然で、全てのことから、ヒトは学ぶことが出来るんだな・・・と、自分の身体と心を通して実感。
今日もどんな出会いがあるのか・・・。
本当に、本当に、新しい始まりを実感した昨日から今日。
スーパームーン・・・という言葉で片付けたくはないですが、自然の摂理とリズムに身をゆだねることは、とても心地よいように思います。
ティワリジの説明は、
とても腑に落ちることが多く、
特に「難解」とされているヨーガスートラを、
とても納得できるように説明して下さいます。
ヨーガスートラは、実践の哲学だから、本来とても明快で、実践を進めていく道しるべなのだ・・・と
ティワリジはおっしゃいます。
日本だけでなく、世界でも誤訳の多いヨーガスートラ。
それは、サンスクリット語を学問として研究していた結果、ひきおこされたものである・・・と。
実践をしっかりと深めていれば、単語の意味が複数に渡る言語であるサンスクリットでも、
その単語がどの意味で使われているのかが、明らかなのだ・・・と。
ティワリジが、ご自分の師である、スワミ・クヴァリヤナンダジから直接学んだことを、
今度は来年1月、日本人グループのために、
2週間、みっちりと解説してくださいます。
詳細は、今しばらくお待ちください。