健康という視点からスピリチュアリティをとらえることは、ヨーガ・セラピーと共通する点が沢山あるように感じます。
特に印象的だったのは、メンタルヘルスとスピリチュアルヘルスの違いについて。
「うつ」という診断は、心の苦しみによって社会的に適応出来ない状態と言えますが、スピリチュアルな面からみれば、2つに分けられる・・・ということ。
確かに、そうだな・・・と。
スピリチュアルな癒しとは、必ずしも身体の癒しと同義ではない・・・ということも、納得でした。
そこがクリアでなければ、例えば歴史に残るような悟りの境地に至ったような人が、なぜ病気で亡くなったり、殺害されたりするようなことが起きるのか・・・ということに疑問を感じてしまう。
スピリットが癒されれば、もちろん、身体の癒しももたらされることが多いのですが、実はそこがゴールではない。なぜなら、人間は生まれてきたら、皆、死ぬ運命なのだから。
このことは、ヨーガの目的として、常にティワリジが教えて下さることに繋がります。
スピリチュアルな癒しとは、「絶対的な許し」だと真奈美先生はお話されました。
自分の存在を認めること。
生きていて良いのだということ。
言い換えれば、自分が生かされていることが許されている・・・ということ。
トラウマ・ケアにも繋がるこの考えは、今後、私がセラピーとしてのヨーガをお伝えしていく上で、とても大きな気付きになりました。
本質的な部分が喜ぶのは、どんな時か・・・。
ホリスティックな医療を支えるためのヨーガ・セラピーをお伝えしたい・・・。
その想いを後押ししていただけたような第1講目でした。