“Being with Dying” 「死にゆく人とともにあること」朝ヨーガの実践

By 2016-06-20 Blog No Comments

毎朝、6時半から7時まで、ヨーガの実践がありました。
担当はMary。アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガを実践していたことは、初日のクラスですぐに分かりました。

ヨーガの実践は、何が良い悪いではないと感じています。
何を目的として、どういう人を対象にしてインストラクションするのか・・・。それが明確であるか否かがとても大切です。
それこそRecalling Intention(意図を思い起こす)です。(Rついては、以前のGRACEに関するブログで書いています。)

コース中に、ジョアン・ハリファックス女史(老師)が全員に質問したことがあります。
「体の感覚がわからない、分かりにくい人はどの位いますか?」と。
70名の参加者のうち、ざっと半分くらいが手をあげました。人の体を診る職業の人が・・・です。これには正直驚きました。そして、手を挙げている中に医師の割合が多いことにも気づきました。
ニャーナムードラ
朝のヨーガの実践に戻ります。

現代的な流派のヨーガは、ダイナミックな(動的な)動きの要素が多く含まれるのが特徴だと思います。これは、現代人に合ったヨーガ的なエクササイズともいえます。
体感覚としてはっきりと認識できる実践は、ヨーガが初めてで体感覚がはっきりしない、けれども日常生活を普通に過ごせる参加者にとって、非常に理にかなった選択だと感じました。

そのことも踏まえ、帰国後の実践では、よりGathering attention(意識を集める)を感じられるようなアーサナのインストラクションを心がけています。

この時間は自由参加ではありましたが、参加率も高く、7日間で自主練習の基礎を作るという目的を達成した方も多いように思います。