What you need is right here! 必要なものはここにある!

この週末は、大阪で充実の3日間を過ごしていました。
アーユルヴェーダの実習セミナーは、体感しながら、一つ一つを見逃さないように「今ここ」の繰り返し。
まだまだ自分に余裕がなく、広い視野の中でその時なすべきことに集中する、という両極の中に留まることを忘れがちですが、これもアッビャーサ(繰り返しの真摯な実践)していくしかないですね、頑張ります!

最後は、今朝「ギリギリ間に合うかも」と思い立ち、満席ではないかお問い合せをしたマインドフルネスの講演会。
オーガナイザーの先生から「遅れても大丈夫ですよ」とのお返事を頂き、汗だくでギリギリ間に合いました。講師の先生は、臨床心理学者でスタンフォード大学の教授、スティーブン・マーフィ重松先生。以前からずっと、この先生のお話を直接聞いてみたい!と思っていました。今、このタイミングで聞くことが出来て本当に良かったです。存在から伝わってくるものがあり、安心出来る場が作られていました。

スタンフォード大学で教鞭を執るようになった経緯から、その大学の学生が抱える深刻な悩み、華やかな学生生活の裏側にあるストレスフルな現状を紹介して下さり、「一人の人間として何が出来るのか?」と考え込んだ時もあったと言います。その結論は「自分が今日出来ることから始める。」だったそうです。今日出来ることとは、スティーブン先生にとっては教えるということ。とても著名な先生の口から聞くこの言葉は、とても説得力がありました。

実は今日、アーユルヴェーダの叡智の前に、自分の小ささと理解の浅さを思い知り、自分がやっていること、やろうとしていることが何の役に立つのか?とぼんやり考えていたところでした。
でも、ただシンプルに「自分が今日出来ることから始めれば良いのだ!」と肩の力が抜けたように思います。

ご紹介下さる言葉の一つ一つが、今の自分の心に響くことばかりでした。
「自分が変えられないことを受け入れ、変えられることに対して努力する。」
これは、ヨーガでも同じことを言っています。変えられるものとは、「自分」

「自分」とカギ括弧を付けたのは、ヨーガの目的である「自分は誰なのか」と関連するからです。

二人ペアになって行う “Who are you?”ワーク。
組んだ方がユニークな方だったので、とても気づきが多いワークになりました。相手の一言で誘起される自分の体感覚、感情、そして思考。その動きが、時には速かったり、時には言葉になかなかならない時があったり。それを冷静に感じている自分がいて、でも動いている「自分」もいて・・・。

「学びとは体験すること。他は単なる情報に過ぎない。」というアインシュタインの言葉も紹介されました。
自分の経験から学ぶこと。それを教えること。
「教師とは、自分が学んできたこと(つまり経験してきたこと)を伝え、自分の失敗から何を学んだかを伝える存在である。」

スポーツを例に挙げて
~自ら犯した失敗や弱さが、最も偉大な教師である。~
ということもお話されました。
いくつか映画のワンシーンをビデオで紹介しながら、マインドフルネスを説明して下さり、「チャンドラでの次のヨーガ勉強会は、このビデオ鑑賞か?」とかワクワクしてしまいました。笑
(ちなみにタイトルの言葉は、スターウォーズのヨーダの言葉です。笑)

自分の使命を生きる。

どんなことであっても自分に必要なこと・・・。
昔から、「転んでも、ただでは起き上がらない!雑草でも掴み取って立ち上がる。」がモットーの私ですが、そんな自分が、結構幸せだな、と実感出来た3日間でした。

明日、7月16日(月・祝)は10時~11時半に福井赤十字病院で乳がんサバイバーのためのヨーガクラスを開催します。
その時に、皆さんのニーズに合わせて、自分からどんな言葉が湧き上がってくるかが楽しみです。