瞑想神経への刺激は、炎症反応を抑える。プラーナーヤーマの可能性

「迷走神経の刺激は劇的に炎症反応を軽減し関節炎の症状を緩和する。」
https://www.psychologytoday.com/blog/the-athletes-way/201607/vagus-nerve-stimulation-dramatically-reduces-inflammation
(要約)
迷走神経の状態を整えることは、ヨーガや瞑想のような日常的な習慣によっても可能。(高度に障害されている場合、リウマチ性関節炎などのような炎症には迷走神経刺激装置などのインプラントが使用されることもある。)
迷走神経から分泌される神経伝達物質(アセチルコリン)は、吐く息を長くする深呼吸数回で作用させることが出来る。意識的な迷走神経の刺激を行うことは、炎症反応を抑えると同時に、内的な穏やかさをもたらす。(後半は迷走神経刺激装置を埋め込んだ研究成果についての報告が続く。)

プラーナーヤーマは、意識的に吐く息を吸う息の倍の長さに調整するテクニックで、身体のリラクゼーションと心の穏やかさをもたらします。迷走神経のトーンを整える実践であり、伝統的なプラーナーヤーマの実践全般が免疫力を上げるとされているのは、迷走神経を適度に刺激し副交感神経を整えることが理由の一つと言えるでしょう。
ガンに対して効果があると言われていることも、炎症反応を抑えることによる効果が影響しているかもしれません。