9月の3連休に、福井のチャンドラスタジオにてハタヨーガの基礎を学ぶ講座を開催致しました。
スケジュールは朝9時半~17時半までの8時間。
ランチ休憩の1時間の間にも、GAIA KITCHENの誠子さん特製アーユルヴェーダのコンセプトに基づくランチをいただきながらお話をさせて頂いた、濃い3日間でした。
朝の2時間の実践では、アーサナの基礎とプラーナーヤ-マの実践に入るための基礎をしっかりとお伝え致しました。
続いて1時間のランチ休憩。GAIA KITCHENの誠子さんがご自分の畑で収穫したオーガニックな新鮮野菜を調理して、温かいうちにスタジオまで運んできて下さいました。
DSC_0819[/caption] ヨーガの実践を妨げない優しく美味しいお食事。
ビュッフェ形式で、出来たてのものを皆で仲良く盛り付けて味わいました。
食後の30分のクラスは、マントラのチャンティング。音の響きに心をチューニングし、静かに座る練習も加えながら、心とお腹を(笑)落ち着けていきました。
その後は、3時間強(!?笑)のレクチャー。長いようであっという間。ハタヨーガ全般からアーユルヴェーダの基礎とヨーガ哲学まで、自分の経験からの言葉を交えて、本当にいろいろなことを話し合いました。私からお伝えするだけの一方通行の講義ではなく、参加者の皆さんからの質問や感想といった相互の学び合い(学び愛)は、私のいろんな引き出しを開けてくれ、気づきを与えてくれ、本当にお互いにとって貴重な学びの共有だったように思います。シャンティ・マントラそのものの時間。あ~幸せ。
ヨーガとは生き方、幸せに生きるための道具、という表現をシュリ・O. P. ティワリジを含めカイヴァルヤダーマの先生方はされますが、以前よりも少しだけ経験的な理解とともにとのことをお伝え出来たように思います。
その後に、1時間半のハタヨーガの実践でした。夕方の実践では、今回は私自身も一緒に実践しながらインストラクションさせていただきました。長時間座ったままの講座の後、最後に自分も身体を整えて1日を終えられたためでしょう、グッタリくるような疲労感はなく、3日間無事にお伝えする事が出来ました。
こうして、ヨーガの基本的なことをじっくりとお伝えすることで、私自身がヨーガの温かさを実感した3日間でした。そして、学びに集中するために大切なこと、つまり安心出来る環境・人・場所・食事・言葉・お互いを思いやる気持ち、ヤマとニヤマの重要性を実感しました。この3日間は、それが全てそろっていた・・・。
“Don’t believe anything blindly.”
ティワリジがいつもおっしゃる学びの姿勢。その重要性と、その理由も、自分の口から説明することでより理解が深まったように思います。そして、それを徹底するように師から学んでいたことで、ギリギリのところで私自身が助けられていたことに気づきました。
参加された方から指摘されて気づいたことがもう一つありました。
それは、この講座の中で、私が無意識に繰り返し口にしていた言葉でした。
「教えること、伝えることの責任」
この1年くらい、自分の中で葛藤し、教えるということに消極的になっていた自分がいました。葛藤の原因は、突き詰めれば自分自身の態度にあります。
今回こうしてお伝えすることで、自分のなすべきことが明確になったように感じます。そして、ティワリジから頂いたアドバイスの意味が少し理解出来たように感じました。
まさに、光に照らされた感じ・・・。
最後にお一人ずつ感想を言って頂きました。
全員がヨーガにさらに興味を持って下さったこと、そして「もっと学びたい、実践を深めたい」と言って下さったこと、出来る・出来ないというテクニック以上に大切なことがあること、ヨーガの優しさを感じて下さったこと、その全てが、本当に有り難く嬉しかった・・・。
この講座のダイジェスト版となるクラスを、富山で10月7日にさせて頂きます。翌日は、プラーナーヤ-マがテーマです。
福井では11月にプラーナーヤ-マ・ベーシック講座を開催致します。
ベーシックですが、今までよりも奥が深い講座になるだろうな~と思います。クラスでもいつも申し訳なく思うことですが、私の提供するクラスは私の実践と理解のレベルのものしか伝えする事は出来ないので・・・。笑
いよいよ今年もラストスパートです。
感謝!