2015年11月6日(金)富山大学附属病院乳腺外来でのヨーガクラス

富山大学附属病院乳腺外科と共同で、外来診察時間の間、別会場でヨーガクラスを提供する・・・という試みをさせていただきました。

いただいた時間は13時~16時の3時間。
最初、どのようなスケジュールでクラスをご提供するかを考えた時、
①外来診察の予約時間前後に、気兼ねなく出入りしやすいこと。
②参加してくださる方のニーズを満たすこと。
③当日急に参加することも可能な内容で、特別な準備や着替えなどが必要ないものであること。
以上の3つを満たす、クラス内容とスケジュールにしようと思いました。
そして、外来患者さんの待ち時間などを考えた時、
①30分を1単位として20分のクラス、10分の間休憩なら、外来待ち時間内に往復できるくらいの時間的余裕があること。
②体調が悪くても、20分のショートクラスなら、「参加してみようかな?」という気になっていただけるかもしれないこと。
③短い時間で区切りを入れることによって、気兼ねなく出入り出来ること。
④短いクラスを沢山開催することで、バラエティーに富んだクラス内容をご紹介出来ること。
⑤10分の休憩時間を使って、お一人お一人とお話をしてからクラスを進めることが出来そうだ。
というアイデアが、すぐに浮かびました。

今回は、それでまずはやってみて、その後、今後どうするかのたたき台にしよう・・・ということになり、11月6日に開催。

MMK参加者後姿最初

会場までの患者さんのご案内や、会場でのサポートとして、ボランティアスタッフをお願いしたところ、10名もの有志の方々が集まってくださいました。有難うございました。

13時~13時20分 ヨーガ
10分休憩
13時半~13時50分 ヨーガ
10分休憩
のペースを基本として、合計6クラス開催しました。
(最後のクラスは、時間が少しずれて15分くらいのさらに短いクラスになりましたが・・・。)

準備したものは、会場となる部屋、ホワイトボード、椅子、スタッフ(最重要!)。
参加していただく方には、バスタオルかタオルを1枚お持ちいただくことと、ゆったりした動きやすい恰好できていただくことのみお願いしました。
参加して下さった患者さんは、21名。1クラスのみ参加の方から、最初から最後までいらした方まで。
当初の予約では、15時以降の2クラスはほとんど予約が入っていませんでしたが、その時間に一番参加人数が多かったようです。

クラスの内容は、クラス前に参加者の方々をお一人お一人お声掛けして、実際に気になる症状や、聞きたいことがないかどうかを確認して、その内容をクラスに盛り込む形で進めました。

半分以上お話。お話をしながら簡単なエクササイズや、呼吸法、ガイド下で瞑想のテクニックを実践していきました。
最後のヨーガニードラ以外は、結果的に全て椅子に座ったまま行いました。
これは、寝起きが大変な方が多かったため、そこで余計な気苦労や苦痛を感じていただきたくなかったから。

MMK参加者後姿後半

やってみたことで見えてきたことが沢山ありました。
クラスにご提供した内容の一部を、また改めてご紹介致します。

サポーターの方々や、クラスに参加して下さった方々から、提供した内容について、もっと知りたい・・・とのリクエストを頂きました。
その声にお応えして、クラスの内容を整理し、それを出来るだけ系統立てて、来年春に乳がん患者さんのためのヨーガ講座を開催しようと思っています。
「乳がん患者さんの・・・」というタイトルで始めはしますが、昨日聞いてくださった方々も感じていただけたように、日々直面するいろいろな困難に対する在り方と全く同じだと、私は感じています。
緩和ケアとも重なる部分も多く、心と身体の癒しに興味がある方ならどなたでも何か感じていただける内容になればと願っています。
ティワリジから学んできたヨーガは、全ての人が恩恵を受けられる素晴らしいもの。
Yoga for the World.
そのカイヴァリヤダーマの理念を、まずは北陸から発信していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。