呼吸を通じて自分の中に静けさを感じること。
静かになった瞬間に、見えてくるものがある・・・。
自分が満たされた・・・と感じるのは、どんな時か？
それは、深い部分で繋がりを感じられた時。
言葉の表現や、技術、物質・・・ではない、何か循環する流れのようなもの。
何かしっくりいかない、感じられない・・・という状況の中で、その理由は何なのか・・・を考えた時、すぐに浮かんだ言葉が、「繋がった感覚がなかった・・・」ということでした。
物質としての身体はそこにいるのに、ここにいないという感覚。
土曜のコラボワークショップ。
相手の身体にただ手を添えて、何もしようとせず、ただ感じてもらう、それによってどう変化するのかを、ただ感じる・・・
というペア・ワークをしていただきました。
実は、この手をただ添える・・・ということは、医療の現場でヨーガセラピーとして呼吸を提供する時、そして緩和ケアで患者さんに接する時に、とても大事なことだと感じています。
「スピリチュアリティとは何か？」
の問いに対して、現代心理学の講座の中で尾崎真奈美先生がおっしゃった答えは
「繋がり」
でした。
人は、場の意識に影響を受ける・・・という言葉もそうですが、
言葉でなくても伝わることは多くて、
いや、もしかしたら、
言葉以上に、その人の在り方そのものが相手に影響を与えることの方が大きいかも知れません。
何かを伝えようとするとき、
一番大切なのは、「自分自身がそこに在る」ということ。
そのことを、心地よいとは言えない経験を通して理解することが出来ました。
お互いに繋がりを感じるためには、
まずは自分と繋がり、整えることが大切です。
自分らしくいられるためにしなければならないことは、心を静かにすれば内側から聴こえてきます。
そのために、私はハタヨーガの実践を必要としている・・・。
私が、ティワリジから受け取ったヨーガの教えの温かさを次の方にそのままお伝えすることが出来たら、それは私とティワリジの「繋がり」を次の方と共有できたということだし、その人の喜びだけでなく、私自身も喜びとして感じる・・・。
今年は、伝統的なヨーガの教えを、ヨーガセラピーに活かすことをテーマに、皆さんにお伝えしようと思っています。
そのために、しなければいけないことにしっかりと向き合おうと思っています。
この気付きを与えてくれた人たちに、心から感謝します。
全てのことに意味があり、学びがあります。
