現代心理学におけるスピリチュアリティ講座(第2講)・・・トランスパーソナル心理学

By 2016-02-16 Blog No Comments

お昼休みを挟んで、午後は現代心理学の流れと、トランスパーソナル心理学について教えていただきました。

その中で一番印象的だったのが、ケン・ウィルバーの四象限理論。
物事を、個人と集団、内側と外側の2つの軸で捉えた理論です。捉え方によって、同じものでもそれぞれ違って見えたりする・・・。
どこから見ているのか、何を問題としているのかによって、同じものでも対立するように見えることもあるということ。
つまり、問題にしていることや目標が違うだけで、全てが部分的に正しい。言い換えれば、誰もが間違っている。
物事をありのままに見る・・・ということは、自分というフィルターを超えたところから見ることなのかな・・・と感じました。
ヨーガスートラにもあります。
ヨーガのゴールが達成された時、目の前のベールが取り除かれるかのように、物事がありのままに見えるようになる・・・と。

ヨーガでは、一見、矛盾しているように見えることがあります。ある意味、セラピーとして成り立つために必要な「曖昧さ」が、科学では受け入れられないことがあり、それが医療界でヨーガが認められていく上での障害・・・とも感じていました。

矛盾のように見えることも、どこから何を目的としてみた結果なのか・・・で、違っているのが当然・・・。
同じ診断名でも、その人のニーズにとっては、どこからアプローチすべきなのか、何を目的として提供するのか・・・によって、全く逆のヨーガセラピーを提供することになるのも、当然あり・・・ということ。
その方向性を明確にすることが大切なのだということを、しっかり認識出来ました。

勇気を与えていただいた第2講でした。