今回は、実践を始めてすぐにナースの皆さんが集中出来ているように感じたので、概念的な説明は出来るだけ省いて、Gの「意識を集める」からすぐにアーサナの実践に入りました。
体感する、ということをしっかりと意識していただけるよう、身体のどんな感覚を感じ取ってもらいたいかを細かくインストラクションしていきました。
意識の向いている先が変われば、入ってくる感覚も変わります。
同じ動作の中で、違った感覚に意識を向け、違った感覚を受け取る実践は、自分のマインドの状態が自分の認識に大きく影響しているということを知るきっかけになります。
最後は、両手をこすり合わせて温めた後、目に手のひらをあて、そこから顔・首、肩・上腕・肘・前腕に手を移動させながら自分で自分をマッサージ。そして片方の手で反対の手をマッサージする意識で両手をゆっくりと揉み合わせてもらいました。
患者さんに触れるように、自分に対しても優しく触れてあげること。
自分自身を労わることを常に忘れないこと。
皆さんの呼吸が一気に深く変化し、表情が和らいだ瞬間でした。
健全な利他を実践するために大切なこと。
15分の実践でお伝え出来ることは、実はとっても多いように感じています。