乳がんサバイバーのためのヨーガ@福井赤十字病院

By 2017-07-09 Blog No Comments

今日は、福井赤十字病院で月に1回開催している「乳がんサバイバーのためのヨーガクラス」の日でした。
手術直後でドレーンが入っている方、患側の腕が挙げにくい方も数名いらしたので、肩周りのエクササイズをいつもとは少し変えて、かつヨーガとエクササイズの違いについても説明をしながらクラスを進めていきました。
梅雨の蒸し暑さの影響で、身体の重さや寝苦しさを訴えている方も数名いらしたので、その対処法についても実践をしながらお話していきました。

今回、初めて皆さんにお伝えしたのは、意外にもプラーナーヤーマの伝統的なテクニックです。セラピーとしてヨーガをお伝えする際に、伝統的なテクニックにこだわりすぎると逆にストレスをかけてしまうこともあります。
今までは、そのことに配慮して、あえて基本的なルールにこだわらない方法で、「呼吸に対する気づき Breath awareness」をメインにクラスでご紹介していました。
ただ、今日は、参加されていた皆さんの状態から、問題なく出来そうだ!というゴーサインが出ていたようで(笑)、気づいたら段階的に伝統的なプラーナーヤーマのテクニックをお伝えしていました。
1時間半のクラスを終えてから、クラスの中では伝えきれなかったことを追加説明しているのですが、その5分間の補足説明の間も、誰も帰ることなく熱心に聞いて下さいました。
私個人としては、このクラス後にお伝えしているオマケの時間の雰囲気がとても好きです。
それは、皆さんがリラックスした表情になっていて、かつ真剣なまなざしで聞こうとしてくださる熱意を感じる瞬間だからです。
前回のクラス後のアンケートでも、補足説明の時にお話した内容が心に響いた、というご意見をいただきました。
その時は、病院に来る時に車の中でラジオから流れてきたUnforgettableという曲を聴いて感じたことをお話しさせていただいたのでした。ヨーガで言う永遠の命について。

次回の開催は、8月20日(日)10時~11時半@福井赤十字病院(栄養管理棟3階講堂)です。