Pulse Taking in Ayurveda

アーユルヴェーダでは、診断の際に脈診をします。

脈診を信用していない人もいるようですが、ある意味、それも間違いではないと個人的には思います。誰でもすぐに出来るようになるものではないからです。



カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所のアーユルヴェーダ医師・ジャガディッシュは、脈診からいろいろなことを読み解きます。

まさにReadingです・・・。

去年の11月にインドに行ったときから、脈診について学び始めましたが、アーユルヴェーダの脈診と、プラーナーヤーマの脈診では、共通しているところも少しありますが、基本的には、違う感じ方をしていて、違うものを感じようとしているように思います。

ティワリジも、アーユルヴェーダの脈診とは違う・・・とおっしゃっていましたから、そうなのでしょう。

ジャガディッシュ先生から脈診を学び始めたと言っても、まだ、ただ脈を触れているだけのような段階です。

詳しく「この指は何をどう診て、こう考える・・・。」というような解説はなく、ただ「感じろ」と・・・。汗

毎週日曜は、パンチャカルマの患者さんが入院してきて、金曜は退院前のカウンセリングがあります。その時に、脈診を一緒にさせていただきながら、診察のサポートなどをさせていただいていました。

ジャガディッシュ先生自身も、20年以上前に、先生が「マスター」と呼んでいる、師匠であるプーネ近郊に住んでいらっしゃるアーユルヴェーダ医師から脈診を学び始め、今も、そのマスターのところに月に1回通って、学び続けています。

ジャガディッシュ先生が、初めてマスターから脈診を学んだ時の話を聞きました。

ちょうど手首の太さ位の木の枝を両手で握るように言われたそうです。

そして、脈診の時の感覚を教えてもらったそうですが、その言葉は・・・「エネルギーの流れを感じろ。」

それを聞いた時、自分が学ぼうとしていることが、途方もなく長~い道のりのように感じつつ、

でも、そんな遠いゴールに行く手前にも、

沢山臨床で応用できそうなことがあるような予感もしていました。

最近、とても似ているように私には思えるテクニックで、自分の状態を読んでもらう機会がありました。

神経-筋バイオフィードバックを利用しているそうですが、いわゆるオーリング・テストでも使われているような反射です。

ジャガディッシュ医師の脈診を傍で見ていて、不思議に思ったことがありました。

一般的に脈診の時は、3本の指でドーシャのバランス、臓器の状態を診断する・・・と理解していたのですが、2本しか指を置いていなかったり、質問をしながら、話している間も指を置いたままで、「それじゃあ、脈の微細な変化、感じられないのでは?」と思ったことがあったのです。

それをジャガディッシュ医師に質問すると、ニヤッと笑っただけで、答えはありませんでした。

「よく観察しているね・・・。」という言葉だけで・・・。

最近の経験と、そのことがリンクして、「こ、これは・・・!」と感じてしまった訳です。笑

ワクワクが止まりません。



なんだか、全てが統合されていく感覚。

これからの展開が楽しみです。

そして、アーユルヴェーダを含むヨーガで学んだことを臨床に応用するという自分の想いが、一気に現実味を帯びてきたのを感じます。

ワクワク♪


あ、そのカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所からアーユルヴェーダ医師ジャガディッシュがこの10月に来日します。


福井を含む、全国7か所で講演、レクチャー、集中講座を開催予定です。

詳細は、間もなく発表します。


お楽しみに~音譜

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