パンチャカルマ レポート4

今回はカイヴァリヤダーマの敷地内の様子や、インドの雰囲気についてお伝えしますね。

カイヴァリヤダーマの敷地内には建物がいくつもあり、ちょっとした大学のキャンパスを想像させてくれます。周りは大きな山があり、ひとたび敷地内に入ると静寂がそこにはあって人工的な騒音や匂い、空気はあまり感じられません。パンチャカルマやアーユルヴェーダ、プラーナーヤーマやヨーガの実践においては、静寂の中で自分と対話し自分の内側と繋がることがとても大事になってくるので、この場からとてもサポートを感じることができます。

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敷地内には図書館、売店、メインオフィスや食堂、アーサナや講義ができる教室がまとまっている棟、パンチャカルマのトリートメントルーム、カウンセリングセンター、そして宿泊できる棟もすべて徒歩圏内で動けるようにコンパクトにまとめられています。端から端でも15分あれば歩けてしまうサイズです。なので、何かカラダに異常があってもドクターがすぐに駆けつけてくれたり、アーユルヴェーダのサプリメントを処方してくれるので、安心してパンチャカルマのプロセスに身を委ねることができます。また、敷地内にはカイヴァリヤダーマのカレッジ(大学)もあって、お揃いのジャージを着た学生たちが至る所で歩いています。ある日たまたま、敷地内でコウモリが傷ついて倒れていて、学生さんたちが何人かで介抱してあげて、ナチュロパシー(自然療法)の先生らしき人がレメディー(ナチュロパシーの薬)を与えたり水を飲ませたり、と動物や生物に対しても自然療法にみんなで取り組んでいる様子を見て、日本との違いを改めて感じさせられました。

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この中にいる人々はとても国際色豊かで、インド人がもちろん多いですが日本、ポーランド、スイス、イギリス、リトビア、フランスといった国々の人々が来ていました。パンチャカルマのコースに参加していたり、ナチュロパシーとヨガの7日間プログラムに参加していたりしていました。あるインド人は、ムンバイというインドの別の地方からリラクゼーションの一環として7日間プログラムに参加していて、「普段は金融関係の仕事で疲れてるから、こうして年に一度カイヴァリヤダーマに来てるんだ」と話している様子を聞くと、うまく自分のバランスを取りながら人生を生きているんだなぁ、と感じさせられます。

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パンチャカルマコースは残り日数は残りわずかになってきました。最後にどんな形で締めくくっていけるのか、プロセスをゆっくりと見守っていきたいと思います。
それでは、シャーンティ、シャーンティ、シャーンティーイ〜…….

伊藤彰典