バトン形式でお送りしているプラーナーヤーマ・コースレポートです。
最終日の様子は笠原稔也さんが担当してくださいます。
＜”からだ”から心を整える＞をコンセプトに、
健康共育・実践塾 「ポジティブヘルスアカデミー」を運営している
笠原稔也です。
プラーナヤーマ・コース2週間の全過程を修了しました。
コースを終えて、「実践を続けることの大切さ」を
身体・そして心の奥から感じました。
最終日の実践は、Tiwariji（ティワリ先生）の思い出話しから始まりました。
ティワリ先生が1950年代にカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所に来て、
スワミジ（故スワミ・クヴァラヤーナンダ師）より教えを説かれたこと。
毎日5時間の実践を続け、2年目にはカパーラ・バーティ1,000回を３セット繰り返していたことなど。笑
そして2年の研修の末に「あなた方はようやく今、ヨガの実践の入り口に立ちました」という言葉をいただいたこと。
このメッセージを聴きながら、
研修期間中に感じた身体・心の変化がストーリーとなって思い返されました。
カイヴァリヤダーマに来た２週間前は、
仕事の焦り、食べ物への欲求、会社の認知度などへの思考が頭を埋め尽くし、
プラーナヤーマの最中にも頭の中をグルグルとが回り続けました。
これが、マインドの働き。
毎日実践をつづけて1週間が経過すると、霧が晴れた様に思考がとてもクリアに変化し、仕事や人間関係における解決策や良いイメージが浮かぶようになります。
しかし、同時に自分自身が成長できていることへの奢りや所有欲などが出てきて、良いイメージとぶつかります。
これが知性とエゴとの戦い。
今後は、この知性とエゴの戦いを観察しながら、
知性を育てていく必要があると感じています。
実践の後には続けて、修了式。
この2週間の想いをティワリ先生にシェアをしていきます。
途中、想いがこみ上げて涙する場面が多々あり、
この場にいることに感謝のシェアが続きます。
そして、一人一人にティワリジより修了証が手渡され、
ここでまた涙が…
最後には、
皆から、ティワリ先生・ニーラジ先生・素子先生にサプライズプレゼント♪
涙あり笑あり感動の修了式でした！
今日、日本は豊かさの反面、物質的またはバーチャルな社会にあると言えます。
物や情報に溢れ、自らが行動せずとも世の中は動いていきます。
そんな中で身体を通した”実践”の場が少なくなってきている印象を持っています。
レクチャーでは心（チッタ）＝マインド＋エゴ＋知性と学びました。
頭で知っていたことが、実践という身体を通して腑に落ちていきます。
ヨガは”経験の科学”と言われています。
今回実感したように、頭で知っていたことが実践を通して”経験”になり、改めて知っていたことが”理解”へと変わります。
素晴らしい先生方、同じ想いを持った仲間、心温かなスタッフの皆さん、安全で美味しい食事…
カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所、そしてこのプラーナヤーマ・コースには、この実践に適した環境が全て整っていました。
最後に・・・
ティワリジがスワミジから頂いたメッセージを紹介してくださり、
それがとても心にとても響いたのでシェアしたいと思います。
So I wish you don’t leave practice.
Live with practice,and result is bound come.
(どうぞ実践を離れないでください。実践と共に生きてください。そうすれば結果は自ずとやってきます。)
この2週間の経験は一生の基盤となる”経験”なることを確信しています。
ありがとうございました！
心より愛を込めて、
NAMASTE
笠原稔也
